1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナで内戦が勃発し、ボスニア女性アイラはセルビア軍に捕えられ収容所に収監される。収容所では日々レイプや拷問が行われていた。しかし、画家のアイラに以前の恋人で現在はボスニア軍の将校となったダニエルは彼の肖像画を描くという任務を与える。ダニエルのおかげで地獄の収容所生活から逃れることができたアイラ。極限下の中、二人は徐々に愛を深めていった。しかし、そんな二人の気持ちとは裏腹に戦争は激化していき・・・。

【内容紹介】

アカデミー賞女優アンジェリーナ・ジョリー渾身の初監督作品!

紛争により敵味方に分かれた恋人たちの運命は―。

戦争がもたらす悲劇を体感させ、平和への願いと希望を次世代に託した衝撃作。

“アンジェリーナ・ジョリーの初監督作品が、2012年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネート"というニュースが多くの人々を驚かせた。女優としてキャリアを極めたオスカー女優アンジェリーナ・ジョリーが遂にと言うべきか、初監督・脚本を務めたのが、この『最愛の大地』である。国連UNHCRの親善大使を長く務めてきた彼女がテーマに選んだのは、国際社会が効果的に介入できず、第二次世界大戦以降のヨーロッパで最も悲惨な争いとなった“ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争"。これまでもこの紛争をテーマにした映画は、『サラエボの花』(06)や『サラエボ、希望の街角』(10)などをはじめ数々作られてきており、ハリウッド資本でも脱出劇『エネミー・ライン』(01)や追跡劇『ハンティング・パーティ』(07)などがある。だが、これほど注目される立場でありながら大々的に、外側からの視点ではなく、そこに居て体験した人間の慟哭を生々しく切り取った映画を完成させた意義は大きい。さらに彼女はそこに、<突然敵味方に分けられた恋人たち>というロマンチックだからこそ、より悲劇的な関係を盛り込み、観る者の心を揺さぶる。

アカデミー賞女優、アンジェリーナ・ジョリーの長編初監督作となる人間ドラマ。92年。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発し、ボスニア人画家・アイラは収容所に収監される。彼女の恋人だったダニエルはボスニア軍将校となっていたが…。

【映像特典】

●スタッフ・キャストインタビュー

●メイキング

●アンジェリーナ・ジョリー国連大学でのスピーチ

●オリジナル予告編

●日本版予告編

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